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庭をつくったのに使わない?外へ出たくなる「過ごす庭」10の工夫


「庭付きの一戸建てなのに、ほとんど庭へ出ていない」

「せっかく庭が作れるのに、室内から眺めているだけ」

庭づくりや庭リフォームのご相談で、意外によく聞くお悩みです。

ウッドデッキをつくり、完成してしばらくすると庭へ出なくなってしまう。

その原因は、庭の広さや豪華さだけではなく

庭に出ようとしたときの「直射日光」「人目が気になる」「座るところがない」「準備や片づけが面倒」といった、小さな不快や面倒が積み重なっています。

ポイントは、庭をきれいにつくることだけではなく、完成後にそこで何をして、どのように過ごしたいのかを考えることです。

「眺める庭」から「日常的に過ごす庭」へ

これまでの庭づくりでは、見た目の美しさや外構としての完成度が優先されることも割と多かく

もちろん、室内から眺めて楽しめる庭も大切です。

しかし、実際に庭へ出て過ごしたいのであれば、見た目だけでなく、そこにいる人の快適性・居心地や使いやすさまで考える必要があります。

例えば、

  • 休日の朝、庭でコーヒーを飲む
  • 休日に音楽を聴きながら本を読む
  • 愛犬と一緒に外で過ごす
  • 家族や友人と食事や会話を楽しむ
  • 夜風に当たりながら何もしない
  • 子どもや孫が遊ぶ様子を眺める

こうした具体的な未来から逆算すると、必要な庭の形が見えてきます。

デザインだけで決めるのではなく、「庭でどんな時間を過ごしたいか」を先に考えることが、使われる庭づくりの第一歩です。

庭へ出なくなる主な理由

庭に出ない理由を掘り下げていくと、次のような問題が見つかります。

  • 道路や隣家からの視線が気になる
  • 夏の日差しが強く、暑くて長くいられない
  • 蚊や虫が気になる
  • 座る場所がない、または椅子の座り心地が悪い
  • 室内と庭の段差が大きい
  • 飲み物や本を置く場所がない
  • 道路や周囲の音が気になる
  • 夜は暗くて庭へ出にくい
  • クッションや庭道具の出し入れが面倒
  • 庭で何をしてよいのか分からない

一つひとつは小さなことです。

しかし、これらが重なると、庭へ出ること自体が面倒になります。

反対にいえば、この小さな不便を減らしていけば、庭は自然と使われるようになります。

外へ出たくなる庭をつくる10の工夫

1.必要な場所だけ目隠しする

庭全体を高いフェンスで囲えば、必ず落ち着けるわけではありません。

目隠しをしすぎると、風通しや日当たりが悪くなり、圧迫感が出ることもあります。

道路を歩く人から見える場所、隣家の窓と視線が重なる場所、椅子に座ったときに気になる場所など、実際の視線を確認しながら必要な部分だけを隠します。

「どこから、どの高さで見られるのか」を考えることが大切です。

2.庭を使う時間に合わせて日陰をつくる

日当たりの良い庭でも、夏の日中に日陰がなければ長く過ごせません。

テラス屋根、オーニング、シェード、パーゴラ、樹木などを使い、庭を利用したい時間帯に日陰ができるよう計画します。

朝に使う庭なのか、午後に使う庭なのかによっても、必要な日陰の位置は変わります。

3.長く座っていられる椅子やソファを選ぶ

庭にベンチがあっても、座り心地が悪ければ使われなくなります。

短時間座るためのベンチと、30分以上くつろぐための椅子やソファでは、求められる形が違います。

庭で何をしたいかを考え、身体を預けてゆっくりできる家具を選びましょう。

4.室内からすぐ出られる動線をつくる

庭へ出るたびに靴を履き替え、大きな段差を下り、離れた場所まで歩かなければならないと、次第に面倒になります。

リビングと庭をウッドデッキやタイルデッキ、ステップでつなぎ、室内から無理なく出られる動線をつくることが重要です。

庭が室内の延長に感じられると、外へ出る心理的なハードルも下がります。

5.小さなテーブルを置く

庭でコーヒーやお茶を飲むとき、カップを置く場所があるだけで過ごしやすさは大きく変わります。

大きなガーデンテーブルでなくても構いません。

サイドテーブルや移動できる小型テーブルが一つあるだけで、読書や仕事、食事など、庭でできることが増えていきます。

6.音楽や水音を楽しめる環境をつくる

道路や周囲の生活音を完全に消すことは難しくても、好きな音楽や小さな水音があることで、気になる音から意識をそらしやすくなります。

小型の屋外スピーカーや循環式の水鉢などを取り入れると、庭で過ごす時間に心地よいリズムが生まれます。

ただし、音楽の音量や水音については、ご近所への配慮も忘れないようにしましょう。

7.夜も落ち着ける照明を取り入れる

明るすぎる照明は、庭を落ち着かない場所にしてしまいます。

植栽や壁を柔らかく照らす間接照明や、足元を照らす低い照明を取り入れると、夜の庭にも居場所が生まれます。

室内から眺めたときの美しさだけでなく、実際に庭へ出たときにまぶしくないことも大切です。

8.日差し・風・蚊への対策を考える

庭は屋外なので、季節や天候の影響を受けます。

日除けだけでなく、風の通り道、水がたまりやすい場所、蚊が発生しやすい環境なども確認しましょう。

一年中完璧に使える庭を目指す必要はありません。春と秋を中心に使う、夏は朝夕に使うなど、季節に合わせた使い方を決めることも現実的です。

9.すぐ片づけられる屋外収納をつくる

クッションや犬のおもちゃ、ガーデニング用品などを毎回室内から運ぶのは、意外に手間がかかります。

庭の近くに収納庫やベンチ収納があれば、使いたい物をすぐに取り出し、使い終わったらその場で片づけられます。

庭へ出る準備と片づけを簡単にすることも、庭を使い続けるための大切な設計です。

10.最初から完成させすぎない

家族構成や暮らし方は、年月とともに変わります。

子どもが遊ぶ庭、愛犬と過ごす庭、夫婦でくつろぐ庭、孫が集まる庭など、庭に求める役割も変化します。

最初からすべてをつくり込まず、家具や鉢植えを動かせる余白を残しておくと、暮らしに合わせて庭を育てていけます。

愛犬のためだけではなく、人も心地よい庭に

ドッグガーデンをつくる場合も、犬のための設備だけを考えればよいわけではありません。

愛犬は、飼い主と一緒に過ごすことで庭を楽しみます。

飼い主が暑くて庭にいられなかったり、座る場所がなかったりすれば、せっかくのドッグガーデンも使われなくなってしまいます。

脱走防止や足に配慮した舗装、日陰、水飲み場など、犬の安全性を考えながら、人がゆっくり座れる場所や目隠し、収納、照明も一緒に計画する。

それが、愛犬だけでなく家族みんなが長く使える庭につながります。

庭リフォームは、小さな改善からでも始められます

庭を使えるようにするために、すべてを一度につくり直す必要はありません。

まずは「自分が庭へ出ない一番の理由」を見つけてみてください。

人目が気になるのであれば目隠しを考える。

暑さが原因なら日陰をつくる。

段差が原因ならステップやデッキを見直す。

片づけが面倒なら収納を追加する。

一番大きな不便を一つ解消するだけでも、庭での過ごし方は変わります。

庭の価値は「出たくなる理由」があるかどうか

庭の価値は、広さや豪華さだけでは決まりません。

朝のコーヒーを飲みたくなる。

愛犬と一緒に外へ出たくなる。

家族と話したくなる。

夜風に当たりながら、何もしない時間を過ごしたくなる。

そんな「外へ出たくなる理由」があることが、使われる庭にとって何より大切だと私たちは考えています。

庭は、工事が完成したときがゴールではありません。

家族と一緒に使い、暮らしの変化に合わせながら育っていく、もう一つのリビングです。

愛知・名古屋エリアで「庭をつくったのに使っていない」「今ある庭を過ごせる場所に変えたい」「愛犬と安心して過ごせる庭をつくりたい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。

あなたの庭には、外へ出たくなる理由がありますか?

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