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切り株はどう処理するのが正解?抜根・枯らす・隠すの選び方と費用の目安

庭木を伐採した後、残った切り株。

「このまま放置してもいいのかな?」と悩んでいませんか?

「シロアリが来るって聞いたけど本当?」

「処理費用はいくら?」

「自分でできる?」

そう判断に迷う方が多いです。

この記事では、伐採後に残った切り株をどう処理するか、愛知県で50年以上外構・庭づくりに携わってきた堀央創建が解説します。

この記事でわかること
  • 放置するとどうなるか(シロアリ・見た目・将来の影響)
  • 抜根・枯らす・隠す、3つの方法の費用と期間
  • 自分の状況に合った方法の選び方
  • 自分でやるか業者に頼むかの判断基準
この記事を書いた人
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岡 秀和

【プロフィール】
外構業界で約19年のキャリアを持つ一級エクステリアプランナー。年間120件以上のプランニングを手がけ、タカショーデザインコンテスト銅賞をはじめ受賞歴も多数。モダンデザインの外構、ローメンテナンスの庭、ウッドデッキ・カーポート設計、ライティングを活かした空間演出を得意とし、機能性と意匠性を両立させ、お客様の期待を超える価値ある空間づくりを信条とする。
【保有資格】
1級エクステリアプランナー、ブロック塀診断士、職長・安全衛生責任者
【趣味】
ゴルフ、フットサル

切り株を放置すると起こる3つの問題

切り株をそのままにしておくと、大きく3つの問題が出てきます。

  • シロアリ被害
  • つまずいて怪我、草刈り機の破損
  • 景観や将来リフォームの障害

それぞれ詳しく見ていきましょう。

切り株を放置すると、シロアリは本当に来るのか?

もっとも心配されるのがシロアリ被害です。

シロアリは枯れた木材を分解して土に還す昆虫なので、伐採後に放置された切り株は格好のエサ場

地面と接して湿った切り株はシロアリにとって居心地のよい環境です。

そこを拠点に地下を移動し、近くの建物へ被害を広げる恐れがあるため、注意が必要です。

シロアリは地表を移動せず、地中から基礎部分へ侵入します。

切り株が家屋から離れていても、安心はできません。

ただし、すべての切り株にシロアリが発生するわけではありません。

それでも、リスクを減らすには早めに処理しておくといいでしょう。

草が伸びると切り株が見えなくなる。転倒や機械の故障にも注意

草刈り機をかけていて切り株に刃を当ててしまったり、子どもや高齢者がつまずいて怪我をしたりすることもあります。

特に夜間や草が伸びた時期は切り株が見えにくく、危険も増します。

見た目が悪くなり、後のリフォームや庭づくりでも邪魔になる

切り株は、見た目が気になるだけでなく、将来的に庭のリフォームや造園の邪魔になることもあります。

例えば、駐車場や花壇を作る際、放置していた切り株が邪魔になり、結局抜根が必要になるなどです。

意外と知られていないのが、切り株は数十年単位で残り続けるということです。

樹種や環境によっては想像以上に長い期間、地中に残り続けます。

費用・期間・向き不向きから選ぶ、切り株処理3つの方法

切り株処理には3つの方法があります。

  • 物理的に除去する(抜根・掘削)
  • 切り株を枯らす・腐らせる
  • 地中に残したまま隠す

どの方法にも、メリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴・費用・期間・向き不向きを説明します。

①「抜根」で根ごと掘り起こす

切り株を掘り起こして根ごと取り除く方法です。

手作業または重機を使います。

小さな切り株はDIYも可能ですが、多くの場合は業者に頼んだほうがうまくいきます

「自分でできそうなのに、なぜ業者に頼む人が多いの?」

実は、見えている部分はほんの一部。

地中の根は想像以上に太く・広く・深く張っています。

それだけの規模になると、道具も技術も、素人の手に負えるものではありません。

業者が必要な理由
  • 重機がないと物理的に掘り起こせない
  • 配管や基礎を傷つけないよう、慎重に掘る技術が必要
  • 抜いた後の整地・処分まで一貫して対応できる
  • 万一のトラブル(配管破損など)にも保険で対応できる

費用・期間の目安(業者依頼)

切り株サイズ 費用 期間
直径30cm以下 1万5千円~ 1日以内
直径30〜50cm 3〜5万円 1日以内
直径50cm超 5万円~ 条件により変動

直径20cm以下の小さな切り株であれば、DIYもありですが、道具代(数千円〜数万円)と半日〜数日の作業時間、失敗リスク(あとでご説明します)を理解した上で判断してください。

向いている人: 将来の土地利用予定がある、シロアリリスクを排除したい

向いていない人: 費用を抑えたい、重機が入らない狭い場所に切り株がある

注意点: 費用は高いが、駐車場・花壇など新しい用途に自由に使える

②薬剤・遮光・微生物で「枯らす・腐らせる」

薬剤(除草剤)・遮光シート・微生物(腐葉土など)を使って、切り株を枯らす・腐らせる方法です。

除草剤は早く効く分、周囲の草木が一緒に枯れてしまうことがあります。

また、遮光・腐葉土は安全ですが、その分時間がかかります。

方法の種類

方法 作用
除草剤 切り株に穴を開けて注入し、内部から枯らす
遮光シート 光を遮断して光合成を止める
腐葉土 微生物の力で分解を促す

費用・期間の目安

依頼先 費用 期間
DIY 数百円〜数千円(資材費) 数時間〜1日
業者 1万5千〜3万円 数時間〜1日

ただし、完全に枯れるまでには樹種・サイズにより数ヶ月〜数年かかります

向いている人: 費用を抑えたい、時間に余裕がある

向いていない人: すぐに解決したい、薬剤に抵抗がある、周囲に植栽が多い

注意点: 完全に腐って土に還るまで数年かかり、その間は重い構造物の設置は避ける

時間はかかりますが、費用を抑えたい方にはありな方法です。

③覆土や花壇で「見た目だけ隠す」

切り株を地面すれすれに切断し、上から土や砂利で覆う、または花壇やプランターを置いて目立たなくする方法です。

3つの中ではもっとも手軽ですが、根は地中に残ります。

費用・期間の目安

依頼先 費用 期間
DIY 数千円〜(資材費) 数時間〜1日
業者 1万5千〜2万円 数時間〜1日

向いている人: すぐに見た目を解決したい、費用を抑えたい、重機が入らない

向いていない人: シロアリリスクを排除したい、将来の土地利用予定がある

注意点: シロアリリスク、地盤沈下の可能性、重い構造物の設置不可を理解した上で判断する

この方法は、あくまで「見た目を整える」ための応急処置的な位置づけです。

「抜根・枯らす・隠す」どれを選べばいい?3つの判断軸

処理方法は分かったけれど、「自分の場合はどれを選べばいいの?」と迷う方も多いでしょう。

決め手になるのは主に、 ①将来その土地をどう使うか ②シロアリをどこまで防ぎたいか ③費用・時間をどれだけかけられるか、の3点です。

自分の状況に近いものを確認してみてください。

あなたの状況 おすすめの方法 理由
将来の土地利用予定がある 抜根 後から掘り返すと二度手間
シロアリリスクを排除したい 抜根 根を完全除去、長期的に安心
費用を抑えたい 枯らす/隠す DIYで数千円〜
時間に余裕がある 枯らす 数ヶ月〜数年かかるが安価
すぐに見た目を解決したい 隠す 数時間〜1日で完了
重機が入らない 枯らす/隠す 抜根は重機が必要
薬剤に抵抗がある 抜根/隠す 枯らす方法は除草剤使用

判断に迷う場合は、以下の3つの軸で考えてみてください。

判断軸①:庭のリフォーム予定があるなら「抜根」一択

リフォーム予定や駐車場・花壇の新設予定があるなら、抜根が基本です。

後から掘り返すと二度手間になるだけでなく、追加費用が発生します

予定がなく現状維持なら、枯らす/隠す方法も選択肢です。

判断軸②:予算を抑えたいなら「枯らす・隠す」

費用を抑えたいなら枯らす/隠す、確実性を重視するなら抜根です。

ただし、費用が安い分、効果が出るまで時間がかかる、または完全には解決しないという点を理解しておきましょう。

すぐ終わらせたいなら、抜根なら1日以内で完了します。

期間に余裕があり、数ヶ月〜数年待てるなら枯らす方法を選ぶのも一つの手です。

判断軸③:大きな切り株(直径40cm超)は業者に「抜根」依頼が現実的

切り株のサイズは、DIYか業者かを判断する大きな要素です。

サイズ 判断
直径20cm以下 DIYも可能
直径20〜40cm 難易度が高い
直径40cm以上 業者推奨

直径が大きくなるほど、根の張り方も複雑で深くなります。

木の種類や場所、重機が入れるかどうかも、費用に影響します。

自分で切り株を処理できる?作業前に確認したいこと

切り株処理は、条件が揃えば自分でも対応できます。

ただし、向かない状況で無理に挑戦すると、出費が増えたり怪我につながることもあります。

自分でやるのに向く条件・向かない条件

特に抜根は、サイズや作業環境によって自分でやるか業者に頼むかの判断が変わります。

自分でやるのに向く条件(すべて揃った場合のみ)
  • 小〜中サイズの切り株(直径30cm以下)
  • 道具が揃っている
  • 時間・体力に余裕がある
  • 失敗しても許容できる
自分でやるのを避けたい条件
  • 直径40cm以上の切り株
  • 建物・配管の近く
  • 重機が入らない狭い場所
  • 失敗できない(配管破損・整地不良は数十万円の追加費用)

枯らす・隠す方法を自分でやるのは比較的やりやすいですが、効果が出るまでの期間や確実性は事前に把握しておきましょう。

抜根の場合は全身汗だくの重労働になります。

半日〜数日かかり、途中で諦めてしまう方も多いです。

自分でやるときにやりがちな失敗5パターン

特に抜根の場合、次の5つのパターンで失敗しやすいです。

  • 根が思っているよりずっと深く、掘り切れない
  • 途中で諦めると大穴が空いたまま
  • 根と配管を間違えて高額な修理費
  • 抜いた後の処分が想像以上に手間
  • 失敗しても責任はすべて自分持ち

それぞれ詳しく見ていきましょう。

見えない根は地下で想像以上に広がっている

先ほどもお伝えしましたが、切り株の見えている部分は全体のせいぜい2〜3割。

地中では根が横にも広がり、石・瓦・配管と絡んでいることもあります。

途中で分岐している根も多く、「掘って抜く」だけで済まないことが多いです。

途中で諦めると大穴が空いたまま。整地費用も追加される

掘り始めたら、もう後戻りできないですよね。

途中で諦めると、大穴が空いたまま土が戻らず、雨が降るたびにぬかるむ状態になってしまいます。

根と間違えて配管や基礎を壊すと修理費が高額に

切り株の近くには給排水管、雨水桝、ガス管など、注意すべき埋設物があります。

数千円節約するつもりが、数十万円の修理費になることもあります

抜いた後の処分が思った以上に面倒

自分で抜けたとしても、処分も大変です。

根は可燃ごみでは出せない自治体が多く、乾燥させるのに数週間〜数か月かかります。

気づいたら庭の隅にずっと放置されたまま、という状態になりがちです。

失敗の責任はすべて自分持ち

何かあっても保証はなく、ケガや配管トラブルはすべて自分で何とかするしかありません。

「根が深くて途中で諦めた」「腰を痛めた」「配管を傷つけてしまった」という声もよく聞かれます。

不安がある場合は、業者に相談してみるのが安心です。

外構業者・造園業者・便利屋、どれに頼む?

依頼先は主に「外構業者」「造園業者」「便利屋」の3つです。

費用と専門性を比較すると、下の表のようになります。

業者タイプ 特徴 費用 向いている状況
外構業者 重機・専門道具保有。大きな切り株や土工事に強く、駐車場・外構工事との同時施工も得意 中〜高 大きな切り株(直径40cm超)、重機が必要、外構工事と合わせたい
造園業者 植木や庭の植栽に詳しく、剪定・管理もまとめて相談できる 小〜中サイズ、植木の手入れや庭の管理も一緒に頼みたい
便利屋 小規模な処理に対応する場合もある 専門性・保険の有無を必ず確認

業者を選ぶときは、見積もりに抜根の内訳が明記されているか確認しましょう。

現地調査をしてくれるか、質問への回答が丁寧かどうかも、信頼できる業者かどうかを見る目安になります。

どれにすべきか迷ったら、外構業者への問い合わせが窓口として使いやすいです。

重機を持っていてサイズを問わず対応でき、その後の庭づくりまで含めて話しやすいからです。

まとめ:切り株は処理を。方法は「将来の使い道」で選ぶ

切り株をそのままにしておくと、シロアリの足場になったり、将来の工事で掘り返す手間が出たりします。

見た目や安全面でも気になり始めたら、早めに処置しておきましょう。

この記事のポイント
  • 将来使う予定があるなら抜根。後からやると二度手間になる
  • 費用は直径30cm以下で1万5千円以上、40cm超で5万円以上
  • 予定がないなら枯らす・隠す方法でも対応できる
  • 直径30cm超か重機が入らない場所は業者依頼が安心

まずは、その場所を将来どう使うかを確認してみてください。

駐車場や花壇を作る予定があるなら、今のうちに抜根してしまうのがいいでしょう。

特に使い道がないなら、急いで抜根しなくても大丈夫です。

薬剤で枯らす・隠す方法でしのげますし、自分でやる場合は直径30cm以下に絞ると無理なく進められます。

迷ったり、自分ではちょっと難しそうと感じたら、愛知県で50年以上・10,000件超の施工実績をもつ堀央創建に気軽に相談してみてください。

処理の方法だけでなく、その後の庭づくりまで含めてお話しできます。

かといって、しつこい営業は一切しませんので、気になることがあれば気軽に聞いてみてくださいね!

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