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春だから庭の事を書こうと思います

長年、住宅の庭づくりに関わってきて思うことがあります。

それは、日本ではまだまだ 「家は家、庭は庭」 と、別々のものとして考えられていることです。

実際にお客様と話していても、

「お庭で過ごしたい」

と最初から言われる方は、正直それほど多くありません。

多くの場合、庭は

「家のまわりに余ったスペース」

「隣との距離を取るための場所」

そんなふうに扱われがちです。

土地を買って、家を建てて、そこまでは一生懸命考える。

でも庭のことになると、最後に

「庭は……どうしよう?」

となってしまうことが多い気がします。

でも本当は、庭って

生活のいちばん身近にある自然

だと思います。

今の時代は、

便利さ、効率、自動化、メンテナンス性、コスパ。

そういうものがどうしても優先されます。

もちろん、それは大事です。

ただその一方で、

どこか 心が満たされきらない感じ を持っている人も多いのではないでしょうか。

庭は、ある意味で、今の時代が求めるものの真逆にあります。

草取りがいる。

虫対策もいる。

蚊も出る。

水やりも必要。

植え替えにもお金がかかる。

掃除だって手間がかかる。

正直、ラクではありません。

それでも人は、自然の中で癒されます。

緑のある風景を見ると、どこか落ち着きます。

風や光、季節の変化に触れると、忘れかけていた感覚が少し戻ってくる気がします。

庭は、ただの外まわりではなく、

人が人らしくいられるための場所 なのかもしれません。

だからこの春から、庭のことを少しずつ書いていこうと思います。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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