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犬にやさしい庭づくりガイド
2023.05.28
最近の犬は家族同様、家の中で暮らすというのが一般的になってきました。しかし室内飼育による様々な弊害により問題やストレスも少なからず発生します。
お庭を活用し少しでも犬にとっても家族にとっても幸せに暮らせる生活を日々探求しています☆
ここでは、安全に配慮した「犬に適した庭の設計ポイント」をご紹介します。
①脱走防止対策
②床・地面の素材
③臭い対策
④水場の設置
⑤暑さ寒さ対策日陰
⑥階段やスロープ
⑦危険な植物
⑧フェンスの種類
⑨物置の設置
⑩犬の特性を知る
<脱走防止柵>
安心して庭で遊ばせるために必須です。万が一に脱走してしまうと交通事故、ご近所への危害、ケガなど様々な危険があります。大型犬など脱走すると学校メール案件になるほどです。そんな危険から愛犬を守ることが大切です。
<床の素材>
床の素材選びは重要です。快適性、安全性、クッション性、水はけ、コスト、メンテンス性、耐久性等を考慮して総合的に決めていきます。
人気は人工芝で、初期費用はかかるものの泥んこにならないので清潔が保て、皮膚病や室内に泥を持ちこまない等メリットが多いです。
犬にとっては天然芝が一番です。夏涼しく、おしっこの分解能力、自然、景観とメリット多いが、メンテナンス性、穴掘り、雑草(時には有害なものも)、おしっこ枯れ、踏圧枯れなどのデメリットにも考慮が必要です。
コンクリート(レンガ、タイル等含む)は一見よさそうですが、クッション性、おしっこした際の排水、冬の底冷え、夏の照り返し問題等が挙げられます。
素材にはすべてメリットデメリットがありますので犬の状態、ライフスタイル、住宅環境を考えて選びましょう。
<臭い対策>
天然芝や土(雑草)の場合は自然の分解力である程度匂いを分解しますのでメンテナンス程度で良いですが人工芝の場合は防臭効果のある人工芝を選び下地の土壌に対策、日々のメンテナンスをします。
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排泄物の処理: 犬が排泄した後は、速やかにその場所を清掃しましょう。糞便は犬庭内に長く残ると臭いの原因となります。定期的に犬糞を処理することで臭いを軽減できます。
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犬庭の掃除: 犬庭は定期的に掃除を行いましょう。犬の毛や汚れがたまると臭いの原因になります。ホウキを使用して、犬庭内の汚れを取り除くことが重要です。
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防臭タイプの人工芝で臭いの抑制や清潔を保つことができます。下地を透水性にするなど配慮すると良いです。
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犬庭の周囲には風通しを確保しましょう。風通しがあれば、臭いがこもることを軽減できます。
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犬庭内に臭い吸収剤や臭い吸収ボールなど、臭いを吸収する材料を使用して臭いを軽減できます。
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犬庭の地面や床を定期的に水洗いすることで、臭いを除去することができます。水で洗浄する際は、安全な洗剤を使用してください。
<水場>
水飲み用に近くにあると便利です。
お散歩の後の足洗いやおしっこ後の水をかけたり、散水や水撒きに使います。
人工芝も散水することで熱を抑制できます。またプールや水遊びをする際、近くにあるととても便利です♪
<暑さ寒さ対策>
シェード等で日陰を設けた方が快適です。特に暑さに弱い犬種(寒い地方原産)は必須といえます。
弊社ボーダーコリーは暑さ寒さとも普通ランクの犬種でも冬以外は陰にいます。
寒さ対策も、お庭にいる事が多い犬はハウスなど設け、寒さから守ってあげましょう!
<階段やスロープ>
お部屋から簡単に出られる階段やスロープがあるとお庭の活用が増えます。
また掃き出し窓から地面は60cmくらいあるので、飛び降りて骨折などケガも防ぎます。
簡単なものならホームセンターやamazon、楽天でも探せます。
<危険な植物>
庭に植物を植える際は、犬が傷つけたり、有害な植物を誤って食べたりしないように注意が必要です。
植える植物は無害な植物や、食べても安全なハーブを選ぶと良いでしょう✨また、有害な農薬や肥料を使用しないように配慮しましょう。
<フェンスの種類>
基本的によく使うフェンスはメッシュフェンスですが、犬種によっては高さの高い物や目隠しした方が良い場合やそもそも飼い主が目隠ししたい場合、ご近所への配慮などを考慮します。
例えばイタグレ、ウィペット、ボルゾイなどサイトハウンドといわれるグループは目で見て獲物を追うように改良されていますので視界を遮るフェンスの方が落ち着いた空間になります。
<物置の設置>
庭の手入れや家庭菜園用の道具で鋭利ものでケガをしたり、肥料や農薬を食べたりしてはいけませんので、物置に入れて管理が必要です。
また物置を設置することで、犬庭のスペースを効果的に利用することができ、庭に散らばった道具が減り、より広々としたスペースが確保できるため、犬が自由に遊ぶことができます♪
<犬の特性を知る>
犬の特性を知るとは、性格や日々の行動はもちろんですがその犬種のそもそもの由来を考慮する必要があります。
既出のサイトハウンドは目隠しフェンスを設けるとか、ボーダーコリーはただでさえ活発なのに興奮するとハイパー状態になり
普段は飛び越えない高さのフェンスを簡単に飛び越えることもあります。そういった特性を知るのは特にパピーの頃にお庭を作る方は考慮が必要です。
犬の庭のご相談は「名古屋ドッグランデザイン」ブランドが担当します!
名古屋ドッグランデザインはお庭のプロが、「犬+庭」の専門知識を有し愛犬飼育管理士2名、犬と住まいるコーディネーター1名が相談から設計、管理まで行います。 専用サイトhttps://horio-ex.com/dog