LINE相談
初回無料相談 LINE相談
About Horio Souken
About Horio Souken
About Horio Souken
About Horio Souken

犬を飼ったら、なぜ庭を使いたくなるの?│犬も、人も、家族も過ごしたくなる庭を考える

犬を飼い始めると、これまであまり使っていなかった庭が、急に気になり始めます。

「庭で少し遊ばせられたらいいな」

「散歩に行けないとき、外に出してあげたい」

「家の中だけでは退屈ではないだろうか」

そんな気持ちから、庭をドッグランにしたいという相談をいただくことがあります。

では、なぜ犬を飼うと庭を使いたくなるのでしょうか。

それは、犬が庭に「使う理由」を与えてくれるからです。

庭が使われないのは、目的がないから

庭付きの家を建てても、実際にはほとんど庭に出ない家庭は少なくありません。

最初は芝生を張り、植木を植え、きれいに整えても、次第に庭に出る回数が減っていきます。

庭に出ても、特にすることがない。

椅子を置いても、わざわざ座らない。

景色を眺めるだけなら、室内からでもできる。

つまり、庭が使われない原因は、庭が狭いからでも、設備が足りないからでもありません。

庭へ出る理由がないからです。

そこに犬が加わると、状況が変わります。

犬を外へ出す。

一緒に遊ぶ。

匂いを嗅がせる。

日向ぼっこをさせる。

足を洗う。

ブラッシングをする。

犬がいることで、庭に出る目的が生まれます。

犬は、人を庭へ連れ出す存在でもあるのです。

犬のために庭をつくると、人も庭を使い始める

犬のために庭を整えたはずなのに、完成後は飼い主も庭で過ごすようになった。

これは珍しい話ではありません。

犬を庭に出している間、飼い主がずっと立っているのは疲れます。

そこで椅子が欲しくなる。

夏は暑いので、日陰が欲しくなる。

飲み物やスマートフォンを置く、小さなテーブルも欲しくなる。

道路や隣家からの視線が気になれば、目隠しも欲しくなります。

夕方や夜に使うなら、照明も必要になります。

こうして考えていくと、犬の庭づくりは、単なるドッグランづくりではなくなります。

犬が動く場所だけではなく、飼い主が快適に過ごす場所が必要になるからです。

犬だけが楽しい庭では、長く使われにくい

犬のために広い人工芝を敷き、フェンスで囲えば、ドッグランとしては成立します。

しかし、それだけで人が庭に出たくなるとは限りません。

日陰がない。

座る場所がない。

外から丸見え。

夏は暑い。

冬は寒い。

室内から出にくい。

このような庭では、飼い主が長時間過ごせません。

飼い主が庭に出なくなれば、犬も庭へ出る機会が減ります。

犬だけで長時間庭に出しておけばよい、という考え方もあります。

しかし、多くの家庭犬にとって、庭に出る楽しさは、広さや設備だけで決まるものではありません。

飼い主と一緒にいること。

声をかけてもらうこと。

遊んでもらうこと。

家族の気配を感じること。

こうした時間も、庭の価値の一部です。

だからこそ、犬の庭は犬だけを基準につくるのではなく、人が一緒に過ごせることまで考える必要があります。

人が過ごしたくなる庭は、犬にとっても使いやすい

人が快適に過ごせる庭には、犬にも良い要素が多くあります。

例えば、日陰がある庭は、人にとって涼しいだけでなく、犬の暑さ対策にもなります。

視線を適度に遮るフェンスは、人が落ち着けるだけでなく、外を通る人や犬に反応して吠える機会を減らせる場合があります。

滑りにくい床は、犬の足腰への負担を軽減し、人にとっても歩きやすくなります。

庭と室内の段差を小さくすれば、高齢犬だけでなく、高齢になった家族も出入りしやすくなります。

水場があれば、犬の足を洗うだけでなく、植木の水やりや掃除にも使えます。

良い犬の庭と、良い人の庭は、別々のものではありません。

重なる部分がかなり多いのです。

家族が庭に出れば、庭に思い出が増えていく

犬をきっかけに庭へ出るようになると、犬と飼い主だけでなく、家族の過ごし方も変わります。

庭で朝のコーヒーを飲む。

子どもが犬と遊ぶ。

家族で昼食を食べる。

友人を呼んで過ごす。

夕方、犬を眺めながら夫婦で話す。

犬を飼っていなければ、庭に出なかったかもしれません。

犬が庭へ出る理由をつくり、人がそこに居場所をつくり、やがて家族が集まる。

庭は、眺める場所から、時間を過ごす場所へ変わっていきます。

家の外観は、完成した瞬間が最もきれいかもしれません。

しかし庭は、使うほどに思い出が増えていきます。

犬が走った場所。

家族で笑った時間。

夏の夕方に涼んだこと。

年を取った犬が、日向で眠っていた姿。

庭の価値は、設備の価格だけでは測れません。

そこで過ごした時間によって、少しずつ育っていくものです。

犬が年を取っても、家族が変化しても使える庭へ

犬のための庭を考えるとき、今の犬の年齢や運動量だけで設計してしまうことがあります。

しかし、犬も年を取ります。

元気に走っていた犬も、次第に歩く時間が短くなり、日向ぼっこや匂いを嗅ぐ時間が増えていきます。

家族も変化します。

子どもが成長する。

夫婦が年を重ねる。

生活の時間帯が変わる。

だから庭も、走るためだけの場所ではなく、さまざまな過ごし方ができる場所にしておくことが大切です。

走れる場所。

匂いを嗅げる場所。

休める日陰。

人が座れる場所。

家族で食事ができる場所。

庭全体を一つの用途に決めてしまうのではなく、犬と人がそれぞれ好きな場所を選べる庭にする。

それなら、犬が年を取った後も、家族の暮らしが変わった後も、庭を使い続けられます。

犬のためだけではなく、犬がいる家族のために

犬を飼ったから、庭にドッグランをつくる。

それも一つの考え方です。

しかし、せっかく庭をつくるのであれば、犬だけが使う場所にしてしまうのは、少しもったいないと思います。

犬が安全に過ごせる。

飼い主が外に出たくなる。

家族が自然と集まる。

友人を招きたくなる。

将来、犬が年を取っても使える。

そんな庭なら、犬のための工事ではなく、家族の暮らしへの投資になります。

犬を飼ったことは、庭を使い始めるきっかけです。

だからこそ、

犬のために、どんな庭をつくるか。

だけではなく、

犬と一緒に、家族は庭でどう過ごしたいか。

そこから庭づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

犬が庭に人を連れ出し、人が庭を居場所に変え、家族の時間が増えていく。

それが、犬も、人も、家族も過ごしたくなる庭なのだと思います。

愛知県尾張エリア(小牧・春日井・江南・一宮・名古屋北部)でドッグランをご検討中の方は、私たち「名古屋ドッグランデザイン」にお気軽にご相談ください。

愛犬飼育管理士(JKC公認)が、愛犬の犬種やお庭の広さにぴったりのプランをご提案します。

この記事をシェアする

関連記事

犬を飼う理由から、犬の庭を考え直す│犬を遊ばせる場所ではなく、犬と家族が一緒に過ごす場所へ

犬のための庭というと、多くの方はまず人工芝やフェンス、足洗い場を思い浮かべるのではないでしょうか。もちろん、それらは大切な設備です。けれど、その前に少しだけ立ち止まって考えてみたいことがあります。そもそも私たちは、なぜ犬と暮らしたいと思ったのでしょうか。 犬を飼う理由から庭を考え直すと、見えてくるものがあります。犬のために庭をつくるのではなく、犬がいる家族の時間をつくる。この記事では、その視点か…

ウェルシュコーギーペンブロークの庭

コーギーと過ごしたくなる庭。 庭をつくるなら、 ただ走れるだけの場所ではなく、 犬も人も自然と外へ出たくなる庭にしたい。 コーギーは、動くものを追いかけたり、 家族と一緒に遊んだり、 庭の匂いを嗅ぎながら歩き回ったりすることが大好きです。 息子とボール遊びをして、 植栽の間をクンクン探検して、 遊び疲れたら家族の近くでひと休み。 週末は庭でバーベキュー。 人はヨガを楽しみ、コーギーは自由参加。 …

緑化・植木が豊かな風景とうつ病の関係はあるのか?

緑化したら、人の心が良くなった アメリカ・フィラデルフィアで、荒れた空き地を緑化する社会実験が行われたそうです ゴミを撤去し、芝生や木を植え、定期的に手入れをする。 その結果、緑化された空き地の周辺では、住民の抑うつ感や「自分には価値がない」という感覚が減ったというもの うつ病が治ったという話ではないらしい 私が興味を持ったのは 荒れた場所を緑のある景色へ変えたら、そこに暮らす人の心の状態も良…