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空き家の草刈りはどこに頼む?費用相場と、遠方から実家を守る管理の選び方

久しぶりに実家に帰ったら、庭の草がひざの高さまで伸びていた。

「早くなんとかしなければ」と頭では分かっていても、遠方に住んでいるとすぐには動けないですよね。

どの業者に頼めばいいのか、いくらかかるのか、相場が分からないまま気づけば夏が来て、さらに草が伸びてしまう——そんな悪循環にはまってしまう方も多いはずです。

空き家の草を放置すると、見た目が悪くなるだけでは済みません。

草木の越境、役所からの指導、さらには実家そのものを傷める原因へと繋がっていきます。

この記事でわかること
  • 実家の草むしりを後回しにすることで発生する、3つの重大リスク
  • 近所迷惑を防ぐために必要な、年間の草刈り頻度と季節別の目安
  • 遠方からでも立ち会いなしで頼める?草刈り業者5タイプの費用と特徴
  • 毎年の手配を負担に感じる方のための、定期管理と空き家専門サービスの活用法

1967年創業、累計10,230件の施工実績を持つ私たち堀央創建が、これまでの経験をもとに、毎年の草刈りから卒業するための根本的な対策まで丁寧にお伝えします。

この記事を書いた人
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葛山 周士

【プロフィール】
「お客様の想いを汲み取り、期待を超える提案」を信条とする一級エクステリアプランナー。外構業界で約20年の経験を活かし、タイルを効果的に使ったモダンデザインから趣のある和庭、雑木を活かした空間演出まで幅広く手がける。リクシルデザインコンテストでの金賞受賞をはじめ、主要メーカーのコンテストで多数の受賞歴を持つ。
【保有資格】
1級エクステリアプランナー、ブロック塀診断士、職長・安全衛生責任者、2級福祉住環境コーディネーター、2級色彩検定、測量士補
【趣味】
家族とのキャンプ、バイク、鮎釣り、猫、温泉、散歩

目次

実家の草むしりを後回しにすると、どんな問題が起きる?

草が伸びた空き家は、「誰も管理していない土地」に見えてしまい、近所からの苦情や不法投棄といったトラブルが起きやすくなります。

自治体の指導を放置すると、固定資産税が上がってしまうことも

草の放置が続いてご近所からクレームが入ると、市区町村から改善を促す最初の連絡(助言・指導)が届きます。 それでも改善しない場合は最終警告である「勧告」へと進みます。

ここで一番知っておいていただきたいのは、勧告を受けると、これまで実家に適用されていた土地の税金割引ルール(住宅用地の特例)が強制的に解除されてしまう点です。 土地の広さによっては、固定資産税が翌年から一気に上がってしまう可能性があります。

新しくスタートした法律(改正空家等対策特別措置法)でも、景観を損なうような草木の繁茂や害虫の発生が、管理不全として問題視される対象となりうることが、法律上の枠組みとして整理されました。

※仕組みの詳細やステップについては、以下の記事で詳しく解説しています。

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ゴミのポイ捨てや火災など、防犯面でのリスク

草がひざの高さを超えるあたりから、空き家はいくつかの問題を引き起こしやすくなります。

放火や不法投棄のリスク

誰も管理していない場所に見えると、ゴミが繰り返し捨てられやすくなります。

枯れ草にゴミが絡まれば、放火やタバコのポイ捨てによる火災のリスクにもなります。

害虫や害獣の住処になる

草が繁茂すると、ヘビやハチ、ネズミなどが棲みつきやすくなります。

蚊やブヨの発生はご近所の方にも影響し、後からの駆除費用は通常の草刈り費用より高くつくことがあります。

建物が傷んでいく

植物の強い根は、外壁や基礎のひび割れに入り込みます。

ツタ類は外壁の隙間に侵入して壁材をじわじわ傷め、気がついたときには大がかりな補修が必要になっていることもあります。

草が伸びている時間が長いほど、これらの問題が重なっていきます。

まず「年に何回、いつ刈るか」を決めることが、手軽な第一歩です。

「近所に迷惑をかけない状態」にするには、年何回の草刈りが必要?

結論から言うと、年に2回から3回の草刈りを行うのが基本の目安です。

最低でも年1回は刈らないと、道路や隣の敷地に草がはみ出してしまいます。

特に、梅雨(6〜7月)のまとまった雨と夏の暑さが重なるころが、一年で一番草が伸びる時期です。

ここで先手を打っておくかどうかが、その後の処理費用を大きく左右します。

季節別のスケジュール目安

刈る時期 タイミングの目安 作業の目的
5月(梅雨の前) 草が20〜30cmに伸びてきたころ 夏の爆発的な成長を事前に防ぐための、成長サイクルの先手刈り
8〜9月 夏の繁茂ピークが過ぎたあと 背丈を超える草をリセットし、その後の費用を抑える
10〜11月 紅葉が始まるころ 植物の根が固まる前におこない、冬越し前の仕上げをする

プロに依頼する場合、「草の高さが30cm」のころがベストなタイミングです。

それ以上になると、刈った草の重さが増して廃棄処分費用が高くなりやすく、50cmを超えると業者によっては割増料金が発生することがあります。

遠方でなかなか手配できないという方は、まず自分の状況に合った業者タイプを把握しておくのが近道です。

空き家の草刈りはどこに頼む?5つの選択肢と費用の目安

遠方に住んでいると、費用だけでなく「立ち会いなしで頼めるか」「作業後に写真を送ってもらえるか」も大事な判断ポイントになります。

まず5タイプを並べてみます。

業者タイプ 費用目安(100㎡) 特徴 遠方対応のしやすさ
① シルバー人材センター 5,000〜15,000円 費用は安いが、時期の指定や急ぎの対応が難しい 電話やメールで依頼可能だが、事前の鍵のやり取りが必要な場合あり
② 草刈り専門業者 10,000〜30,000円 機械で広い面積をスピーディーに処理してくれる 写真による見積もりや、立ち会いなしの対応が多い
③ 造園業者(植木屋) 15,000〜40,000円 職人の技術が高く、立派な庭木の剪定も一緒に頼める 現地を確認して見積もるスタイルが多く、立ち会いが必要な場合あり
④ 便利屋 5,000〜20,000円 ハチの巣駆除や不用品回収などもまとめて頼める 業者によって遠方対応の丁寧さにバラつきがある
⑤ 外構専門業者 10,000〜30,000円 草刈りだけでなく、防草工事や将来の庭じまいまで相談可 電話や写真から気軽に相談でき、作業後の報告写真ももらえる

① シルバー人材センター:とにかく費用を抑えたい場合

地域の高齢者の方々が作業を担当するため、費用が一番安いのが強みです。

地元の方が来てくれる安心感も魅力です。

ただし、6月から8月の繁忙期は予約待ちが発生しやすく、急ぎの依頼には向かないことも。

また、機械が入れない急傾斜や狭い場所は断られるケースもあります。

※費用目安は1時間あたり1,000〜2,000円、または1㎡あたり100〜300円が一般的です。

② 草刈りの専門業者:広い敷地を機械で一気にきれいにしたい場合

草刈りに特化しているため、専用の機械で効率よく一気に仕上げてくれます。

広い土地の管理に向いていますが、庭木の剪定やフェンスの修理など、草刈り以外は専門外がほとんど。

廃棄処分費用が別途かかるケースも多いため、事前に確認しておきましょう。

③ 造園業者(植木屋さん):立派な庭木や生垣のカットも頼みたい場合

敷地内に大切にしてきた庭木や生垣があり、草刈りとまとめて依頼したい場合に向いています。

職人による仕上げは非常に丁寧ですが、草刈り単体での依頼は割高になりがちです。

現地を見てから見積もりを出すスタイルの業者が多く、立ち会い不要での対応は少なめです。

④ 便利屋:ハチの巣の駆除や家の中の片付けも一緒に頼みたい場合

草むしりと同時に、ハチの巣の駆除や空き家の不用品処分なども1社にまとめて頼めるのが便利です。

小回りが利いて急ぎの対応もしてもらいやすい反面、草刈りの仕上がりや品質は業者によってバラつきがあります。

⑤ 外構の専門業者:今回の草刈りだけでなく、今後の敷地管理までまとめて相談したい場合

「草刈りはしたいけれど、そもそも実家をこれからどう維持していけばいいか分からない」という方に向いています。 草刈りのスポット依頼から、草が生えなくなる防草工事、将来的な解体や庭じまいまで、敷地まわりのことを同じ窓口にまとめて相談できます。

「今後の方針がまだ決まっていない」「草刈りだけ頼んでいいのか迷っている」という方にこそ、向いています。

私たち堀央創建も、愛知県北部エリアでご相談を受け付けています。お問い合わせフォーム・電話・メールからお気軽にどうぞ。

草刈り費用を抑えるための3つのポイント

  • 2〜3社から見積もりを取り、内容と金額を比べる
  • 繁忙期(6〜8月)を外し、4〜5月か9〜10月に依頼する(対応が早く、費用が落ち着きやすい時期)
  • 年2〜3回の定期依頼を前提に相談する(継続を前提にすると、1回あたりの費用が下がるケースがある)

毎年の草刈り手配をもっと楽にしたいと感じているなら、根本的な対処法が2つあります。

「毎年、実家の草むらで頭を悩ませるのがつらい」と感じる方への根本対策

草刈りをそのたびに頼むのではなく、根本から解決する方法が2つあります。

「防草工事で草の発生を抑える」か、「定期的な見回りと草刈りをまとめて任せる」かです。

思い切って「防草工事」をして、毎年の草刈りから卒業する

たとえば、1回30,000円の草刈りを年3回、10年続けると費用の累計は90万円になります。

防草シート+砂利を敷く(費用目安:100㎡あたり25〜35万円)

光を遮断して草の成長を抑制します。見た目もすっきりし、景観が整います。

10年間の草刈り費用(目安90万円)と比べると、1回の施工費25〜35万円で済む防草シートのほうが、長い目で見て費用を大きく抑えられます。

ただし「永遠に草が生えなくなる」は誤解です。防草シートは3〜10年で劣化し、施工品質が低いと早い段階で草が突き抜けてきます。草の発生を大幅に減らせる対策ではありますが、完全にゼロにはなりません。

コンクリートを打設する(費用目安:100㎡あたり80〜120万円)

草刈りがほぼ完全に不要になる、もっとも確実な選択肢です。

初期費用は高くなりますが、その後の維持費はほぼゼロです。20年・30年のスパンで草刈りを繰り返すより安くなることも多く、長期的に維持費をほぼゼロにしたい方、将来的な売却や解体を視野に入れている方に向いています。

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遠方からでも実家を守れる、定期的な見回りと草刈りをセットで頼む選択

「春・夏・秋と毎シーズン、業者の手配を繰り返すのが正直しんどい」と感じる方も多いはずです。

草刈りのたびに業者を探して連絡し、日程を調整して、仕上がりを確認する。遠方に住んでいると、それだけで一苦労です。

そんなとき、「定期的な現地確認と草刈りをセットで任せる」という選択肢もあります。

一度お任せしてしまえば毎シーズン続けて対応してもらえるので、そのたびに手配する手間がなくなります。

依頼する前に確認しておきたいポイントが3つあります。

  • 草刈りだけでなく、フェンスの傾きや門扉の異変など、敷地まわり全体を見てもらえるか
  • 遠方からでも、写真や報告でやりとりができるか(実家に行かずに状況が確認できるか)
  • 草刈り・防草工事・庭じまいなど、将来の相談も同じ相手にまとめてできるか

これを事前に確認しておくだけで、毎シーズンの手配のしんどさがかなりラクになります。

「自分の状況で本当に頼めるのか」という不安がまだある方へ——よくある疑問にお答えします。

実家の草刈りで、よくある疑問にお答えします

Q. 何年も放置して、大人の背丈ほどある「ジャングル状態」ですが大丈夫ですか?

もちろん対応できます。 「こんなひどい状態で頼んだら断られるのでは」と心配される方はとても多いのですが、問題ありません。

ただし、草が伸びて太くなるほど、刈り取る手間と処分する草の重量が増すため、費用は高くなってしまいます。 これ以上費用を膨らませないためにも、気づいた今の段階でご連絡をいただくのが一番費用を抑えられます。

Q. 「とりあえず今年の夏を乗り切るため」の、1回だけの依頼でもいいですか?

できます。 まずは今年だけ、というスポット依頼でも気軽にご連絡ください。

Q. 将来的に、家を壊すか売るかも迷っているのですが、相談できますか?

もちろん相談できます。 将来どうするか決めていなくても、今のうちから敷地を手入れして「管理されている状態」を保っておくことで、近所トラブルを防ぎ、売却などの手続きもスムーズになります。

「まずは敷地管理を続けながら、これからどうするかをゆっくり決める」という進め方も、選択肢のひとつです。

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まとめ:まずは今年の夏を安心して乗り切ることから

空き家の草刈りで一番の心配事は、「どうすればいいか分からない」と悩んでいる間に時間が経ち、気づけばご近所トラブルやリスクが膨らんでしまうことです。

業者の選び方や草刈り頻度の目安が、少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事のポイント
  • 草の放置は、近所迷惑だけでなく税金アップや建物の劣化リスクに繋がる
  • 草刈りは年2〜3回(春・夏・秋)が基本。5月に先手を打つのが費用を抑える鍵
  • 外構業者は、目先の草刈りだけでなく将来の庭じまいまで一貫して相談できる選択肢
  • 今すぐ売る・壊すを決められないなら、プロに管理を任せて時間を稼ぐのも安心

「早く何とかしなきゃ」と感じている方も、まずは今年の夏を無事に乗り切ることから始めてみてください。 動き始めてみると、今後をどうするかの判断もしやすくなってきます。

堀央創建では、対応エリア内の空き家を対象に、1回だけの草刈りスポット依頼から、定期的な敷地見回り、将来的なお庭の片付け(庭じまい)まで、外まわりのことをまとめてお引き受けしています。

「とりあえず今年だけ草を刈ってほしい」「自分で見に行けないので、代わりに様子を確認してほしい」という段階でも、気軽にご連絡ください。

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