2026.07.28
空き家の片付けは何から始める?実家の室内・外まわりを整理する手順と費用
「実家が空き家になったけれど、何から手をつければいいのか分からない……」 室内には山積みの荷物や貴重品、庭には生い茂った木々や古いフェンス。目の前にすると、途方に暮れてしまいますよね。 「とにかく家財を全部捨てなければ」と思うと、気が重くなります。 でも、「片付けの目的と範囲を先に決めて、順番に進める」と、それだけでスムーズに動き出せます。 実家の今後(売却・解体・そのまま残すか)が決まっていなく…
投稿日:2026.07.27 最終更新日:2026.07.28
「久しぶりに実家を見に行ったら、庭の草が腰の高さまで伸びていた」 こんなご経験、ありませんか?
慌てて業者を探して草を刈ってもらっても、翌年にはまた同じ光景が広がっている。 草刈りを手配するたびに「ああ、また今年もこの季節が来たか……」と、気が重くなってしまいますよね。
特に遠方にご実家(空き家)がある場合、こうした管理の負担は本当に大きいものです。 なかなか様子を見に行けず、「きちんと管理できていなくて申し訳ない」という後ろめたさを感じている方も少なくないはずです。
この毎年の「草刈りの憂鬱」から抜け出すには、大きく分けて2つの方法があります。 ひとつは、一度の工事で10〜15年ほど雑草を抑え込んでしまう方法。もうひとつは、雑草も含めた空き家の状態確認を、まるごとプロに任せてしまう方法です。
防草工事をすれば、草の心配で実家に向かう回数をグッと減らせます。 管理を任せてしまえば、ご自身が足を運べなくても「プロが見てくれている」という安心感が得られ、見に行けない罪悪感も薄れていくはずです。
どちらを選んでも、毎年の面倒な業者手配からは解放されます。
累計1万件超の外構施工実績を持つ堀央創建が、それぞれの対策の向き不向きと、気になる費用の目安を分かりやすく整理しました。
【プロフィール】
「お客様の想いを汲み取り、期待を超える提案」を信条とする一級エクステリアプランナー。外構業界で約20年の経験を活かし、タイルを効果的に使ったモダンデザインから趣のある和庭、雑木を活かした空間演出まで幅広く手がける。リクシルデザインコンテストでの金賞受賞をはじめ、主要メーカーのコンテストで多数の受賞歴を持つ。
【保有資格】
1級エクステリアプランナー、1級空き家管理士、ブロック塀診断士、職長・安全衛生責任者、2級福祉住環境コーディネーター、2級色彩検定、測量士補
【趣味】
家族とのキャンプ、バイク、鮎釣り、猫、温泉、散歩

遠方にあってなかなか見に行けない空き家の場合、雑草はただの「見た目の問題」では済まなくなります。
放置状態が続くと、近隣への迷惑や防犯上のリスク、さらには税金面にまで影響が及ぶことがあるんですね。
近隣トラブル・苦情
雑草の成長は早く、夏場はわずか1〜2か月で膝の高さまで伸びてしまいます。隣の敷地や道路にはみ出したり、害虫の発生源になったりと、近隣の方に迷惑をかけてしまうことも。遠方に住んでいると、こうしたご近所からの苦情に気づくのが遅れてしまうのが怖いところです。
防犯リスクの悪化
草が伸び放題の家は、外から見てすぐに「誰も管理していない家」だと分かってしまいます。その結果、不法侵入や粗大ゴミの不法投棄などのターゲットにされやすくなる可能性があります。
建物への物理的ダメージ
雑草の根が建物の基礎まわりに入り込み、湿気を溜め込んでしまいます。長期間放置すると劣化に気づきにくくなり、修繕費用が大きく跳ね上がってしまうケースも少なくありません。
近隣トラブル・防犯・建物劣化について、より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
久しぶりに実家に帰ったら、庭の草がひざの高さまで伸びていた。 「早くなんとかしなければ」と頭では分かっていても、遠方に住んでいるとすぐには動けないですよね。 どの業者に頼めばいいのか、いくらかかるのか、相場が分からないまま気づけば夏が来て、さらに草が伸びてしまう——そんな悪循環にはまってしまう方
2023年に「空家等対策特別措置法」が改正されました。これにより、管理状態が悪いと行政から勧告を受け、土地の固定資産税を安くしてくれていた「特例」が外されてしまう可能性があります。 最悪の場合、税額がこれまでの最大6倍に跳ね上がってしまうこともあるんですね。雑草が放置されているかどうかも、行政が「きちんと管理されているか」を判断する重要な材料のひとつになります。
なかなか見に行けない空き家ほど、気づいたときにはこうした複数のリスクが重なっていることがあります。 「うちの実家は大丈夫だろうか……」と心配な方は、税金のリスクについて詳しく解説した以下の記事もあわせてご覧ください。
「実家を空き家にしていると、税金が6倍になる」 そんなニュースを聞いて、不安になっていませんか? 「早く見に行かないと」「売るか壊すか決めなきゃいけないの?」と焦る必要は、まだありません。遠方に住んでいて、すぐに実家へ行けないのは当然です。思い出の詰まった家をどうするか、今すぐ決められないのも当た
ここまで読んで、少し不安になってしまった方もいるかもしれません。 ですが、だからといって「今すぐ実家を売るか、壊すか決めなければ」と焦る必要はまったくありません。 まずは、今の状態を維持するためにどんな対策があるのか、一緒に見ていきましょう。
ここでは、ご自宅のお庭ではなく、「遠方にあって頻繁に確認できない空き家」という特殊な事情に絞って、それぞれの対策の向き不向きを整理します。
| 方法 | 効果が続く期間 | 空き家での使いやすさ |
|---|---|---|
| 草刈り | 1〜2か月で再び伸びる | △ 現地に行けないと、毎回の業者手配が負担になる |
| 除草剤 | 2〜3か月程度 | △ 効果が切れて再び生えてきたことに気づきにくい |
| 防草シート(市販) | 3〜5年程度 | ○ ただし、DIYだと劣化に気づきにくい点に注意 |
| 砂利敷き | 単体での防草効果は弱い | ○ 「管理されている感」が出るため防犯効果は高い |

「高いお金を払って業者に刈ってもらったのに、しばらくしたらまた生えてきた」という経験はありませんか。
草刈りは、見えている草を刈り取るだけで根っこは土に残っています。そのため、1〜2か月もすればまた新しい草が生えてくるんですね。
広さが30坪(約100㎡)の空き家の場合、1回の手配で2〜5万円程度が相場です。もし年に2〜3回依頼すれば、年間で4〜15万円ほどの出費になります。
そして何より負担なのが、遠方から業者を手配する「手間」です。 毎回、業者を探して、見積もりをとって、日程を調整して、鍵の手配をして。さらには「ちゃんと作業してくれたかな」と、確認しに行く手間もかかります。
もちろん、「近隣から苦情が来たから今すぐ何とかしたい」「近いうちに家を解体するから、それまで持てばいい」といった応急処置としては大変有効です。 ただ、これを何年も繰り返していくと、最終的な費用は次にご紹介する「防草工事」の費用を上回ってしまうことも。
また、所有者が現地に立ち会えない空き家の草刈りは、業者選びにも少し注意が必要です。現地を見ずに「今日決めれば安くしますよ」と契約を急かしたり、口約束だけで済ませようとする業者は、トラブル防止のためにもいったん保留にするのが安心です。
草刈りの依頼先・費用の詳しい比較については、以下の記事で解説しています。
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「除草剤をたっぷり撒いておけば、しばらくは安心だろう」 そうお考えになる方も多いのですが、実は除草剤の効果にも限界があります。
一般的な除草剤には、今生えている草を枯らすタイプ(液体)と、これから生えてくるのを抑えるタイプ(粒剤)があります。 どちらも効果が続くのは長くても2〜3か月程度。「一度撒けば、もうずっと生えてこない」というわけではないんですね。
遠方で様子を見に行けないと、効果が切れて再び雑草が伸びてきても気づくことができません。 そのため除草剤は、狭い範囲の部分使いや、草刈り後の応急処置として使うのがおすすめです。空き家を何年も管理していく方法として、除草剤だけに頼るのは少し心配が残ります。

定期的に手入れができない空き家にとって、地面を覆って雑草の成長を止める「防草シート」は非常に有力な選択肢です。
ただ、「ホームセンターで買ってきて自分で敷いたのに、すぐ草が生えてきてしまった」というお声もよく耳にします。 実は防草シートは、製品のグレードと「どのように敷くか(施工の質)」によって、効果の持ちがまったく変わってくるんですね。
市販品をDIYで敷いた場合は3〜5年で劣化しやすく、隙間から草が顔を出してしまいます。一方、プロ用の高耐久シート(ザバーンなど)を使い、上に砂利を敷いて紫外線を防ぐなど正しく施工すれば、10年以上の効果が期待できます。
空き家は「シートが破れていないか」をこまめにチェックできないからこそ、最初の施工品質がとても重要になってくるんです。
DIYでの失敗例については、こちらの記事も参考にしてみてください。
「防草シートを敷いたのに、数年でまた雑草が…」 「これから敷こうと思うけど、本当に効果があるの?」 そんな経験や疑問、ありませんか? これは、防草シートのDIYで非常によくある失敗であり、多くの人が抱く不安でもあります。 なぜ、プロが手がけた庭とDIYとでは、これほどまでに差が生まれてしまう

「庭に砂利を敷き詰めれば、草は生えなくなるんでしょう?」 そうお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、正直にお伝えすると、砂利を敷いただけでは下から雑草が突き破って生えてきてしまいます。
では、砂利敷きには意味がないのかというと、決してそんなことはありません。 空き家に砂利を敷く最大のメリットは、「外観の印象を変えること」にあります。荒れ果てた土の地面に砂利が敷いてあるだけで、「ああ、この家は誰かがちゃんと管理しているんだな」と、ご近所や通行人に伝えることができるからです。
特に、踏むとジャリジャリと大きな音が鳴る「防犯砂利」を選べば、不審者への強力な抑止力になります。 草を完全に防ぐわけではありませんが、空き家特有のリスクを減らす意味では非常に有効な方法というわけです。
砂利の種類は目的で選び分けられます。
砂利の費用や詳しい種類は、既存記事「庭の雑草対策に砂利」でも確認できます。
「頑張って砂利を敷いたのに、数年後にはまた雑草が…」 「DIYしたら、なんだか前より管理が大変になった気がする…」 庭の雑草対策で砂利を敷いたのに、こんな残念な結果になってしまうことがあります。 プロの施工も、一見すると、ただ砂利を敷いているだけに見えるかもしれません。 しかし実際は、雑草対策
もし、「見た目も良くして、雑草も生えないようにしたい」という場合は、防草シートと砂利をセットで施工する「防草工事」がおすすめです。

ここまでご紹介した草刈りや除草剤などは、あくまで一時的な対応です。 「また来年も草刈りの季節が来た……」という疲労感から本当に解放されるには、「工事で環境を変える」か、「管理自体をプロに任せる」か、このどちらかを選ぶ選択肢があります。
ご自身の状況に合わせて、以下の3つの基準で考えてみてください。
基準①:今すぐ、とりあえず見た目を何とかしたい
近隣から苦情が来た、売却・解体の予定が近いなど、応急処置で十分なら草刈り・除草剤が向いています。ただし効果は1〜3か月程度なので、繰り返しの草刈りが前提になります。
基準②:費用を抑えたいか、管理の手間そのものを減らしたいか
費用を抑えて自分で対処したいなら防草シート・砂利敷き。初期費用はかかっても管理の手間そのものを減らしたいなら、10〜15年効果が続くプロの防草工事のほうが合っています。
基準③:定期的に現地へ行けなくて悩んでいる
月1回も見に行けない、雑草だけでなく空き家全体の状態確認を任せたいという方は、専門業者が定期的に訪問して状態を報告してくれる管理サービスが向いています。
防草シートの上に砂利を敷き詰める「防草工事」は、最初にまとまった工事費用がかかります。しかし、一度施工してしまえば、その後10〜15年はほとんど雑草に悩まされることなく、良い状態を維持できます。
「もう草の心配をしなくていいんだ」と思えるだけで、気持ちがとても楽になりますよ。
費用の目安は、防草シートと砂利のセットで1㎡あたり3,000〜5,000円程度です。
耐用年数を10〜15年として1年あたりのコストに換算すると、1〜2.5万円程度です。 空き家を長く所有すればするほど、毎年数万円の草刈りを頼み続けるよりも、思い切って一度工事をしてしまったほうが、最終的な出費は安く済むケースが多いんですね。
プロに依頼する最大のメリットは「丁寧な下地処理」と「隙間のない仕上げ」です。頻繁に見に行けない空き家だからこそ、長持ちするプロの施工が生きてきます。
実際に堀央創建でも、扶桑町のお客様から「もう年で草刈りや管理ができなくなった」というご相談をいただき、約50㎡の敷地に防草シートを施工した事例があります。「これで今年から草に悩まされずに済む」とお喜びの声をいただきました。
実際の費用は敷地の広さによって変わります。今すぐ工事の決断をする必要はありません。まずは見積もりをとって、「毎年の草刈り代」と「工事代」のどちらが良いか、比べてみるだけでも十分です。

遠方に住んでいて、どうしても定期的に実家を見に行けない。 そんな方のために、堀央創建では「空き家見守りサービス」をご用意しています。月に1回、私たちがお客様に代わって現地へ赴き、お家の外まわりをチェックするサービスです。
確認するのは、ポストにチラシが溜まっていないか、不法投棄がないか、雑草や庭木がご近所の迷惑になっていないかなど、全10項目。 確認後は、スマートフォンのアプリに写真付きの報告書をお届けするので、離れていても「今月の実家はこんな状態なんだな」と確認できるんですね。 ご自身で見に行けなくても、プロの目で毎月大切なご実家を見守りますので、ご安心ください。
料金は、ご希望に合わせて3つのプランをご用意しています。
| プラン | 月額(税込) | 初期登録費(税込) | こんな方に向いています |
|---|---|---|---|
| ライト | 4,400円 | なし | まずは低コストで様子を見たい方 |
| スタンダード ★ | 6,600円 | 11,000円 | 外まわりをひととおり任せたい方 |
| プレミアム | 11,000円 | 11,000円 | 簡易草刈りまでまとめて任せたい方 |
一番手軽な「ライトプラン」なら、年間で約52,800円(税込)。 場合によっては、年に数回の草刈り代と、ご実家に帰省する交通費を合わせた金額と比べると、空き家見守りサービスのほうが安く済むことも。
もちろん、巡回中に「そろそろ草刈りが必要ですね」という状況になれば、オプションで私たちがそのまま作業に入らせていただくことも可能です。複数の業者と何度もやり取りする煩わしさもなくなります。
実家をどうするか、売るのか残すのか、今すぐ決める必要はありません。 まずは「月1回、報告が届く」という状態をつくるだけで、肩の荷が下りるかもしれません。
愛知県の堀央創建が提供する「空き家みまもりサービス」。外構のプロと1級空き家管理士が月1回定期巡回し、雑草の繁茂や近隣トラブルを未然に防ぎます。専用アプリでの写真報告で遠方のご家族も安心。大切な実家の管理や将来の解体など、お気軽にご相談ください。

お客様からよくいただくご質問をまとめました。
A. ご実家(空き家)を長く保有する予定なら、防草工事のほうが総額を抑えられる傾向があります。
広さや草刈りの頻度によって変わりますが、5年、10年と同じ状態が続くようであれば、一度工事をしてしまったほうが精神的にも金銭的にも負担が軽くなるケースもあります。
A. 耐久年数と、隙間から草が生えてこない「仕上がりの精度」が大きく違います。
市販のシートは紫外線に弱く、数年でボロボロになりやすいのが弱点です。また、ご自身で敷く場合、地面の凸凹を平らにする作業(整地)や、壁際・障害物まわりの処理が難しく、そこから容赦なく雑草が生えてきてしまいます。 プロの工事は、高耐久のシートを使い、上から砂利で保護することで10〜15年の寿命を実現します。
A. もちろん可能です。
「まずは見守りサービスで毎月の様子を把握して、どうしても草がひどくなってきたら防草工事を検討する」ということもできます。 今すぐ大きな工事を決断しなくても大丈夫です。ご自身のペースで進めていきましょう。
「庭の雑草をなんとかしたい」と思って調べてみると、砂利やタイル、人工芝といった方法がたくさん出てきますよね。 「砂利は安いけど落ち葉の掃除が大変そう」「タイルはおしゃれだけど費用が高いかも」「人工芝は手軽だけど、夏は熱くなるって本当?」 と、新しい疑問や不安が次々に出てきて、結局どれがいいのか分
空き家の雑草対策について、色々な方法をご紹介してきました。
毎年、夏が近づくたびに「草刈り業者を探さなきゃ…」と気を揉むのは、お金以上に気持ちの面で疲れてしまうものです。
防草工事や空き家見守りサービスを利用すれば、その毎年のループからスッキリと抜け出すことができます。
「今すぐ家をどうにかしなきゃ」と焦る必要はありません。 今の建物を残したまま、草の心配をなくし、誰かに見守ってもらえている状態をつくる。 それだけで、ご実家に対する重い気持ちは驚くほど軽くなります。
堀央創建なら、防草工事から空き家の見守りまで、ひとつの窓口でまとめてご相談に乗ることができます。 「とりあえず、今のひどい草だけ何とかしてほしい」というご相談でも、「これからの管理を全部任せたい」というご相談でも構いません。
まずは、今のご実家の状況や、困っていることを私たちに教えてください。 一緒に、一番負担の少ない解決策を考えましょう。
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